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環境に配慮した電力会社を選択するための基準

2016/07/23

なるべく自然エネルギー(再生可能エネルギー)を使って発電している会社を選択する基準として、まず、二つの指標を考慮します。
それは、『二酸化炭素排出係数』と『電源構成比』です。

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CO2温暖化

 

二酸化炭素排出係数

 

これは電力会社が、1kWhの電気を発電するために排出した二酸化炭素(CO2)の量を測る指標です。この値が少ないほど環境負荷が少ないと判断できます。

公表されている二酸化炭素排出係数を下表に示します。
特定規模電気
事業者名
調整後排出係数
(kg-CO2/kWh)
リエスパワー 0.000
出光グリーンパワー 0.000
プレミアムグリーンパワー 0.022
アストモスエネルギー 0.183
日本アルファ電力 0.281
イーセル 0.308
サイサン 0.360
V-Power 0.364
昭和シェル石油 0.369
オリックス 0.370
JX日鉱日石エネルギー 0.410
エネット 0.443
洸陽電機 0.468
イーレックス 0.486
ミツウロコグリーンエネルギー 0.499
エヌパワー 0.518
シナネン 0.534
日本テクノ 0.541
中央電力エナジー 0.541
ナンワエナジー 0.584
※:検討中

出典:環境省 電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用) -平成26年度実績- H27.11.30公表

 

ちなみに大手電力会社の二酸化炭素排出係数は下記のとおりです。
東京電力(株):0.496
中部電力(株):0.494
関西電力(株):0.523

出典:環境省 電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用) -平成26年度実績- H27.11.30公表

 

ただ、注意しなければならないのは、小規模な発電会社は発電量のブレが大きく、変動分を提携の事業者や卸売市場から購入しています。そのため、二酸化炭素排出係数も年度毎のブレが出るので、参考数値として見る必要があります。

 

 

電源構成比

 

電力会社は火力、原子力、太陽光、風力など色々な方法で発電した電気を供給しています。その発電方法がどのような構成かの比率を表した指標です。自然エネルギー系の構成が多いかが注目です。

ただ、悩ましいのは、国が電源構成比の義務化を見送り、事業者の判断に委ねているため、開示している事業者はごくわずかにとどまっていることです。

 

それと、ちょっとややこしくなりますが、注意することがあります。

固定価格買取制度(FIT制度)で買い取られた電気というものがあります。
電気を使用する国民全員から「再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)」が徴収されており、これが交付金という形で電力会社に渡ります。

電力会社はこの交付金を上乗せして、FIT制度を利用する事業者から、再生可能エネルギーにより発電した電気を買い取ります。

そして、この交付金は、国民全員から集金しているので、交付金の対象となる再エネ電源の環境価値は、社会全体にあると考えます。
したがって、個別の事業者は、FIT制度を利用した電気をクリーンな電力として訴えることができないのです。

ただし、FIT制度を利用した電気は地産地消と言うことはできますし、注記付きで「太陽光発電(FIT)」のように表記できます。

ま、制度上の考え方はあるにしても、再生可能エネルギーで発電していることに間違いはないので、FITであれ、クリーンな電力として加えて問題ないと思いますが。。。

 

あと、もう一つ押さえておきたいことがあります。
それは、再生可能エネルギー源の性能です。

 

 

再生可能エネルギー源の性能

 

再生可能エネルギー源の性能には、エネルギーペイバックタイム(Energy Payback Time, EPT)とエネルギー収支比(Energy Payback Ratio, EPR)があります。

・エネルギーペイバックタイム(Energy Payback Time, EPT):
ライフサイクル中に投入されるのと同じだけのエネルギーを、発電によって節約できるまでに必要な稼働期間を表します。これが短いほど優秀です。

・エネルギー収支比(Energy Payback Ratio, EPR):
ライフサイクル中に投入されるエネルギーに対する、発電によって節約できるエネルギーの倍率を表します。これが大きいほど優秀です。
(出典:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ホームページ)

 

まず、EPTですが、主なエネルギー源の値を示します。

・水力:0.6
・風力(寿命20年):0.56〜0.79
・太陽光(最新技術):0.96〜1.9
・化石燃料火力:ペイバックしない
・原子力:ペイバックしない
(出典:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ホームページ)

 

次に、EPRを見ていきます。

・水力:50
・風力(寿命20年):38〜54
・太陽光(最新技術):16〜31
・化石燃料火力:<1
・原子力:<1
(出典:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ホームページ)

 

参考に化石燃料火力と原子力も入れましたが、運転用燃料をずっと使用しなければならないのでペイバックはしませんし、エネルギー収支も1以下になります。

再生可能エネルギーの中でも、水力、風力の方が太陽光より少し発電時の環境負荷が少ない発電方法と言えます。
ただ、ダムを作る水力は、構築〜廃棄までのライフサイクルを考えると、地形に対する環境破壊、廃棄コストなど環境に優しいとは言えませんね。

 

したがって、再生可能エネルギーの構成の中でも、風力と太陽光を選択し、また、太陽光よりも風力発電の方を優先して選択すべきと思います。

 

次回は、比較サイトを利用して、電力会社候補を選んでみます。

 

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