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認知症の母を、みんなが微笑ましく対応したお正月

あなたは、どのようにお正月をお過ごしだったでしょうか。

我が家では毎年恒例で、元旦に私の両親と妻の母親を迎えて、お食事会を行いました。

今年はいつになく、みんなが笑顔で過ごすことができました。
というのも、私のおふくろの受け答えが微笑ましかったからです。

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おふくろは今86歳で、80歳ぐらいから認知症を患っています。

昨年の正月は、妻や妻の母親を認識できていたのですが、今年は怪しくなっていました。
私の息子については、大分前から分からなくなっています。

それで、この日のおふくろの認識としては、
・私の親父:夫 (正解)
・私:息子 (正解)
・私の息子:飲食店の店員 (不正解)
・妻:飲食店の店員 (不正解)
・妻の母親:以前の勤務先の同僚 (不正解)
という具合でした。

おふくろは、我が家ではなく、どこかの飲食店で食事しているつもりのようでした。

「この人は誰?」

とおふくろが私の息子(おふくろの孫)のことを聞くので、
みんなで、教えようとして、
「息子のAの子供のBちゃんですよ。」と教えると、

「あら、A?息子も同じ名前よ。」

いやいや、
「孫のBちゃんですよ。」と言うと、

「Bちゃん?私の孫と同じ名前ね。」

ということでなかなか目の前の青年が孫ということがわからない。

一同、爆笑です。

「孫ですよ孫。孫のBちゃんですよ。」と言うと、やっと気付いたようで、

「えっ?Bちゃん?
こんなところで会えるなんて、うれしい。」
って言って、ほろほろと涙を流します。

一同、少ししんみりです。

でも、5分も経つと忘れてしまって、また

「この人は誰?」

と穏やかな顔で聞いてきます。
で、また説明するという繰り返しです。

でも、誰も嫌な思いはなく、なんかほっこりするんですよね。

そんなこんなで、楽しい時間を過ごしました。

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一方、私の親父は今89歳、まだまだ元気で頭も体もシャンとしています。
必然的におふくろの面倒を見ています。
いわゆる老老介護です。

今でこそ、おふくろは穏やかな顔をしていますが、認知症の症状が出始めた頃は
大変でした。

親父にわがままを言う、なじる、
親戚にお金を取られたと思い込んで悪口を言うなど、
腹の立つことばかり。

気の短い親父はすぐにカッとなり、言い争いになるのが常でした。

このようなことを繰り返す内、親父は、これではなんの解決にもならないと思い始めました。

そもそも、
「病気なんだから仕方がない。」と割り切って、
おふくろの言うことに対して、
「そうか。そうか。」というように、おふくろの言うことを受け止めるようにしました。

それからです。おふくろは徐々に穏やかになり、
親父に全幅の信頼を置くようになりました。

医者に行っても、
「こんな穏やかな患者は珍しい。」
と言われるようになりました。

何か認知症の人、いやそれだけでなく人との付き合い方について
手本を示された気がします。

おふくろは、お食事会の帰り際にこう言いました。
「今日は、皆さんがよくしてくれたので、本当によかった。」

みんなの善意をちゃんと受け止めてくれたんですね。
ああ、良かった。

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